無駄に握力を使っているかもしれない

バイクの免許を取ってしばらく経ち、ようやく運転にも慣れてきたと思えるようになっても、女性ライダーにとってちょっと厄介なポイントがクラッチです。
バイクは全身をフルに使って走行する乗り物ですが、手が小さめの女性の場合、長く乗っていると手が疲れてしまうことが多いものです。

ツーリングに出かけるたびに左手が痛くなってしまうという人は、クラッチの切りすぎが原因かどうかを一度チェックしてみることをおすすめします。
必要以上にレバーを引いている女性ライダーは案外多いもので、無駄に力を入れてしまうために左手が疲れてしまうことも珍しくありません。
快適なツーリングを楽しむためには、左手にあまり負担をかけないことが大切です。

クラッチの切り方について

ツーリングでは低速でUターンをすることも多く、こんなシーンでは半クラを使うことになります。
クラッチレバーというのは強く引きすぎるとバイクの走行が不安定になってしまうことも多いので、半クラが上手に使いこなせるかどうかが大切なポイントです。
半クラをうまく使うためにはある程度の経験も重要なので、苦手意識を持たずに着実にポイントをつかむようにしましょう。

半クラが上手にできないと、バイクがエンストしてしまったり、あるいはがっくんがっくんとぎこちない走り方になってしまったりします。
走り出すときにふらついたり、低速走行が安定しない、あるいは立ちごけしてしまったりするのも半クラの操作に慣れていないことが原因のライダーが多いようです。

半クラをマスターするためには、まずアクセルを優しく操作することを心がけることが大切です。
また、クラッチレバーが自分の握力や手の大きさに合っていないと操作がしにくいので、クラッチレバーを調整しておくことも重要です。
バイクによってはレバーの位置を調整できるようなダイヤルが付いていることもありますので、手の小さい女性ライダーなどは必ずチェックしておくことをおすすめします。

リヤブレーキを上手に使えることも、上手は半クラには大切な要素です。
また、クラッチには人差し指から小指までの4本の指をがっちりとかけずに、人差し指と中指の2本で操作する習慣をつけるといいでしょう。

バイクスクールに通うのもおすすめ

半クラに自信がないライダーは、バイクスクールに通ってコツを習得するのもおすすめです。
YAMAHAが開催している「YRA大人のバイクレッスン」では集中して半クラッチのトレーニングを行っており、1日参加しただけでも見違えるように半クラが上達します。
YRA大人のバイクレッスンはインストラクターの数も多く、ていねいにコツを教えてくれるので安心です。
レッスン参加はオンラインでも申し込むことができます。