ロングコースの激坂を楽しむ
草津方面といえば関東でも有数のツーリングの名所として知られています。
草津方面に向かう幹線道路となるのが志賀草津道路~野沢温泉までの経路ですが、全長100km以上にもなる長いコースであるとともに、山中の激坂を体験することができるライダーには嬉しい場所と言えます。
特におすすめとなっているのが秋口で、美しい紅葉の風景がパノラマで広がっていく様子を見ながら走行していくという気持ちよさがあります。
秋だけでなく四季おりおりそれぞれの風景を見るという楽しみもあり、年間を通していろいろな景色を見ていくことができる定番コースです。
ただし冬期間は雪のため一部通行止めとなってしまうので、関東から出かけるときには季節や雪の情報に注意して行ってみたけど通行できなかったということがないように調べてから行くというのがおすすめになります。
この志賀草津道路からの山道はバイクだけでなくロードバイクにも人気のあるスポットで、つづら折りに続いていくカーブなどでは自転車で駆け上っていく自転車愛好家たちの姿もよく見かけることができます。
もちろんバイクで走行をしても楽しみはたくさんあり、林道の風景の折り返しは時々幻想的な風景のようにも感じられます。
お楽しみのもう一つが温泉街
志賀草津道路は日本一の標高ということが一番の特徴ですが、ツーリングをするときにもう一つ魅力的なのが数多くある有名な温泉地です。
草津温泉といえば日本三大温泉にも数えられる名湯ですが、その他にも渋温泉や地獄谷温泉といった独特の雰囲気のある古湯が数多く存在しています。
できれば一泊をして時間をかけて温泉を楽しみたいところですが、弾丸ツアーとして行く場合でも気軽に温泉だけを利用することができる施設も多いので、あらかじめ回りたい施設を決めておくとスムーズに回っていくことができます。
渋温泉は草津白根山から志賀高原に降りたほぼ平地に位置していて、町並み全体が古い温泉街らしい風貌をしています。
狭い路地の左右に古い昔ながらの木造旅館が並んでいる様子はとても風情があり、町並みを歩くだけでも楽しさがあります。
渋温泉には1番湯~9番湯までの温泉施設があり、順番どおりに入っていくことを「湯めぐり」として観光客が多く利用しています。
渋温泉街には渋湯神社というこちらも歴史のある建物があるので、そちらにお参りをするのも忘れずにやっておきたいですね。
ヘアピンカーブの練習にもなります
志賀草津道路を走る楽しみはやはり山中を縫うように敷かれている独特の道路構成です。
特に標高の高い部分ではヘアピンカーブの連続があったり、山の丘陵の上下をジェットコースターのようにまくって走れる独特の道路もあります。
ツーリングに慣れていない人の場合連続するヘアピンカーブはちょっと怖いと感じることもありますが、慣れてくるとだんだん楽しく感じられるようになってくるので練習のために訪れてみるというのもおすすめです。
ヘアピンカーブを走行するときのコツとしては、怖がって腕のハンドル操作だけで曲がろうとせず全身を傾けて曲がるようにしていくということです。
最初はどうしてもスピードが出せずによろよろとしたカーブになってしまいますが、車体に対して体が離れないように注意しながら体全体を使って運転するということを意識していきましょう。
ツーリングでコツがつかめるようになるとバイクのライディングテクニックも飛躍的に向上しますよ。