スリップサインやひび割れ
タイヤを点検するならば、どれぐらいすり減っているか確認します。
すり減っている具合を確認する方法としては、スリップサインを見るのが一般的です。
スリップサインは、タイヤの溝に作られたゴムが盛り上がっている部分です。
新しいタイヤは、溝の奥に盛り上がりのゴム部分がありますが、タイヤを使ってゴムがすり減ってくると、スリップサインの盛り上がり部分と、タイヤの他の部分のゴムの高さが同じになります。
スリップサインは、タイヤの横にある△のマークの線上にあるので、その部分を見てスリップサインを見つけ、タイヤの路面との接地面のゴムがすり減っていないか確認します。
もしもスリップサインが見えるぐらいタイヤがすり減っていれば、交換時期です。
場合によっては、ゴムがすり減りすぎて、スリップサインが見えないときもあります。
スリップサインがわからないならば、溝で確認し、溝がないぐらいタイヤがすり減っていても交換時期です。
すり減ったその状態で走ると、突然パンクする危険もあります。
突然のパンクで体勢を崩して、転倒して怪我する危険もあるので、早めに交換しましょう。
逆に長期間乗らないようなバイクでも、タイヤのゴムは経年劣化します。
少しのひび割れならまだしも、全体的にひび割れがあるなら交換すべきです。
タイヤは使わなくても、3年で交換が目安となります。
・タイヤの交換頻度
タイヤを交換する場合は、前輪が1回とすると、後輪はそれに対し2回の割合で交換します。
つまりは1対2の割合で交換するようになります。
これはバイクに乗るとライダーの体重によって、後輪に荷重がかかり、後輪のタイヤがすり減りやすいためです。
このために、後輪のタイヤの方が、交換頻度は高くなります。
空気圧チェック
タイヤはキャップをして閉じているといっても、自然と空気は抜けていきます。
1日で一気に全部の空気が無くなるようなことはないですが、長くバイクに乗っていれば空気チェックはした方が良いです。
空気圧は、ガソリンスタンドでもチェックすることができ、また空気圧計もあるので、それを使えばチェックできます。
空気圧は、メットインなどに記載されているので、それを見てチェックしましょう。
そして記載の空気圧よりも低い数値であれば、空気を入れるようにします。
ガソリンスタンドに行けば、空気を入れてもらうこともできますが、空気入れを使えば自分でも空気は入れられます。
ただし、空気圧の数値を読み間違えると大変です。
通常の設定値以上の空気を入れれば、場合によっては破裂したり、走行中にバーストする危険もあります。
自分で空気を入れる自信がないなら、ガソリンスタンドやバイク屋で行なってもらった方が良いでしょう。