徳島の変わったツーリングスポット

・奇想天外な観光スポットがたくさんある「徳島」

徳島というとすだちが有名で自然がたくさんある地域という印象がありますが、一部の人からは「かなりユニークな街」として知られているそうです。
ここでは、そんなユニークな徳島の一面をご紹介していきたいと思います。

・徳島は妖怪の故郷だって知っていましたか?

徳島県の「大歩危小歩危渓」は妖怪の出身地とされていて、多くの妖怪の故郷として観光スポットを打ち出している街。
街のあちこちに木造や石像の妖怪が点在しています。

実にたくさんの妖怪がちょっとした岩陰や道の端にいるのですが、メジャーどころでは「こなき爺」も大歩危小歩危渓出身とされていて、石像のこなき爺が佇んでいます。
こなき爺は妖怪として知られていますが、地元ではこなき爺の由来はいくつかあるそうです。

一説では、赤ちゃんの格好をして歩いているおじいさんがいて、子どもが親を叱るときに「悪さをするとあのおじいさんに連れて行かれてしまうよ」と叱ったことからこなき爺が生まれたといわれています。

ちなみに、徳島には「妖怪の里」といわれる場所があるそうで、看板を見ながら進んでいっても、何もないまま「折り返し地点」となってしまうそうです。
妖怪の里というエリアがあるのではなく、その地域自体が妖怪の里なのかもしれませんが、初めて行く人は驚いてしまうでしょうね。

・徳島は自販機コーナーもユニーク

全国のドライブコースに自販機コーナーがあり、飲み物だけでなく軽食も自販機で購入できるようになっていますね。
徳島にもこうした自販機コーナーは多いのですが、本州では見られないような珍しい自販機もあるので、ここでご紹介したいと思います。

それはなんと「うどんの自販機」。
カップラーメンのうどんを販売している自販機だと思ってしまいますが、そうではなくお椀に入ったうどんが自販機で購入できるのです。

自販機には「うどん」と書かれているだけで、メニューは1種類のみ。
お金を入れてボタンを押すと、B級グルメでよく使用される発泡スチロールのお椀に、きつねうどんが入って出てきます。
きちんと薬味のネギも乗っているからすごいです。

このうどんはかなりおいしく、さぬきうどんで知られる四国ということもあってか、コシがあってとても自販機のうどんとは思えないクオリティー。
四国は全国を歩いて回る「お遍路さん」文化が盛んなことから、こうした軽食の自販機が充実しているのかもしれませんね。

このように、徳島には普段の生活ではあまり見ることのできないような面白いスポットがたくさんあります。
もちろん山や川などの自然や景色も素晴らしいので、ぜひ一度ツーリングで訪れてみてはいかがでしょう。